渓流で釣る時期

日本でフライフィッシングというと、渓流がメインになります。 では、この釣りについて解説しましょう。 渓流の解禁は早春になっているので注意しましょう。 フライフィッシングもここから一年がスタートですが、解禁当初はフライが模している水生昆虫がまだ活動していないため、えさ釣りのほうに分があります。あえて言えば、ユスリカがハッチ(羽化)しているため、これを模した極小の毛鉤で釣りをする場合はあります。 渓流のフライフィッシングが盛期を迎えるのが5月から6月。 その名もメイフライと呼ばれる水生昆虫カゲロウが羽化するからです。 その時期、渓魚たちはカゲロウを飽食するため、比較的フライにもよく反応します。 6月を過ぎると、夕刻には別の水生昆虫であるトビケラが大量ハッチするため、尺(30.3cm)を超える大ヤマメも仕留めやすくなります。
季節で禁漁も

初夏を過ぎ、本格的な夏になるとフライフィッシングには辛い時期がやってきます。 山岳渓流は渇水の時期になり、魚たちの警戒心が高まるのです。 同時に水生昆虫の羽化が一段落するため、ますます毛鉤釣りには不利になります。 この時期は、水生昆虫ではなく、テレストリアル(陸生昆虫)を模したフライが有効です。 アリやビートル、バッタやセミといったフライに反応が良くなります。 渇水傾向が強いときは、ティペットを長く取って対処します。 秋になると、カゲロウのハッチが小規模に始まりますので、またフライに有利な時期になりますが、残された時はわずかです。 紅葉する山と婚姻色に染まった渓魚を見ながら、沢は禁漁を迎えるのです。
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